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増刊号 春号

目次

 

特集記事1

今さら聞けない!?
クレジット・デビット・プリペイドカード決済の基本

 東京オリンピックが近づき、利便性の向上に向けてキャッシュレス化が進行しています。
 今回は、カード加盟店で使用できるクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードについて、決済方法の仕組みと注意点をまとめました。

カードの種類決済のタイミング発行の条件など
クレジットカード 事後払い 事前審査が必要
デビットカード 即時払い 審査不要が多い
(銀行口座開設と同時など)
プリペイドカード 事前払い 無審査、口座不要が多い

 

クレジットカード決済の仕組み  

  1. 消費者がクレジットカードで商品を購入クレジットカード決済の仕組みのイメージ図
  2. カード利用の情報がカード会社へ届く
  3. カード会社はお店に購入代金を立替払いする(実際には加盟店手数料を差し引いた額が支払われる)
  4. 消費者からカード会社へ、口座引き落としなどで支払われる(分割払い/リボ払いの場合は手数料あり)

 上記は基本的な流れですが、現状は小売店やインターネット通販サイトなどは、各カード会社とそれぞれ手続きやシステム構築などで多大な手間が必要になるため、お店とカード会社との間を一括して取り持つ「決済代行業者」が入る場合が多くなっています。

 分割払いやリボルビング払い(毎月決まった額を返済)は手数料がかかります。申込時に自動的に設定されているクレジットカードもあるため、契約内容をよく確認しましょう!

 

デビットカードとは?

 デビットカードとは、預金口座と紐付けられた決済用カードで、金融機関(一般的左は国際ブランドVISAデビットカードの例(左上部にDebitの文字) 右は日本で発展したデビットカードの例(右下部にJ-Debitの文字)に銀行)が発行し、このカードで決済すると代金が即時に口座から引き落とされる仕組みです。
 銀行のキャッシュカードそのものを決済手段として利用するタイプのものと、別途デビット決済専用カードを発行するタイプのものがあります。
 ただし銀行のキャッシュカードでも、デビット機能が搭載されているカードとそうでないカード、また店舗側でもデビットカード払いができる店と出来ない店があるため注意が必要です。

カードの種類特徴利用できる加盟店数
Jデビット 日本独自で発展してきたサービス 全国約45万ヵ所
国際ブランドデビット VISAやJCBなど、国際ブランドのロゴマークがついたカード VISA加盟店、JCB加盟店など(ただしデビット利用できない店舗もあり)

 


プリペイドカードとは?

 プリペイドカードとは、事前に代金を支払って購入し、残金がゼロになるまで使用できるカードのことです。
日本で初めに広く使用されたと考えられるのは「テレフォンカード」で、近年では「Suica」「PASMO」など交通系カードが代表的ですが、プリペイドカードは私たちの身近なところにさまざまな種類があり、日々新しいサービスが生まれています。また、中には物理的なカードが発行されず「カード番号」「有効期限」などの情報の
み通知され、インターネット上で取引が完結するものもあります。
 国際ブランド(VISAやJCB等)のプリペイドカードを以下にまとめました。

主な用途国際ブランドのついたプリペイカード例主な特徴・利用方法
携帯電話など通信キャリア向け ・au WALLET(AU)
・Softbank Card(ソフトバンク)
・dカード プリペイド(ドコモ)
事前にアプリやウェブから、現金や貯まったポイントをチャージして使用
インターネットやコンビニ利用者向け ・Vプリカ(VISA)
・パンドルカード(VISA)
・LINE Payカード(JCB)
事前にアプリやウェブ、コンビニなどからチャージ
して使用。送金にも便利。
海外旅行者・海外留学者向け ・マネーティグローバル(Money T Global)
・ネオマネー(Neo Money)
・マネパカード(Manepa Card)
・キャッシュパスポート(Cash Passport)
・外国の通貨をチャージし海外で利用ができる
・海外の複数通貨に対応している場合も

 

国際ブランドカードのクレジット・デビット・プリペイドカードは見た目が似ている!?

 国際ブランドカードの仕組みは、クレジット方式・デビット方式、プリペイド方式にかかわらず共通で、この3方式いずれも共通の決済端末や決済ネットワークを通じて処理されます。国際ブランドのカードかどうかは、下記のロゴマークがついているかどうかで判断できます。

 左から"VISA" "Master Card" "JCB" "AMERICAN EXPRESS"

カードの見た目がとても似ているので見間違えのトラブルに注意!

左はプリペイドカードの例(左上部にプリペイドの文字) 右はデビットカードの例(左上部にDebitの文字)

 

  他にも国際ブランドの付加有無を問わず、プリペイド(前払い式)カードは多く存在します。

種類主な利用シーンプリペイドカード例
ギフトカード系 主にインターネットサービスやネット通販で使用(サーバー型) ・アマゾンギフトカード
・iTunesギフトカード
・Google Playギフトカード
・ニンテンドープリペイド
主に実店舗の買い物に使用(磁気カード型) ・百貨店/大手雑貨屋などのギフトカード
・カフェ店のギフトカード
・図書カード
お買い物系 系列やグループの実店舗やネット通販サイトの買い物に使用 ・nanacoカード
・waonカード
・楽天Edyなど
※最近は国際ブランドカードに付帯しているケースも
交通系 鉄道やバスの交通運賃の支払い ・Suica
・PASMO
・ICOCA

 

相談事例

気を付けて! カード番号の入力は慎重に!

  • パソコンを使用中に突然警告表示が出て、「セキュリティが脅威にさらされている。セキュリティソフトをダウンロードするように」とあったので、クレジットカード番号を入力してしまった。後で詐欺だと分かったが入力したカード番号が流出しないか心配だ。
  • SNSの広告に貼られたURLからブランドサングラスのサイトを見つけ、格安だったので購入手続きをしようとクレジットカード番号を入力したが、詐欺サイトだった。キャンセルしたがカード情報を知られているので不安。

 

センターからのアドバイス!
 残念ながら、サイトに入力して流出したクレジットカード番号などの個人情報は取り戻すことができません。
 気づいた時点ですぐにカード会社に連絡して指示を仰ぎましょう。
 クレジットカード番号などの入力を求められたら、信頼できるサイトかどうか、公式ホームページを再検索するなどしてきちんと確認してから入力するようにしましょう!

 


特集記事2

QRコード(バーコード)決済がカギ!? 最近急増している
モバイル(スマホ)決済 「Pay(ペイ)サービス」とは?

 キャッシュレスといえば、カードだけではありません。近年サービスを拡大させているのがスマートフォンなどの携帯端末を使って支払いができるモバイル決済サービスです。
 利用者は店舗のリーダーに携帯をかざすだけで代金の支払いができます。もともとは10年ほど前に「おサイフケータイ」など、専用チップが入っている携帯端末のみで使用できるサービスでしたが、スマートフォンが普及してからは、専用アプリをダウンロードするだけで気軽に使用できるようになり、更には大手SNSや通販サイトのアカウントさえ持っていれば新規登録の手間なく利用できるようになるなど、裾野が広がっています。
 また、クレジットカードを持っていなくても、コンビニからチャージしてプリペイドカードのように使用できるサービスもあります。
 今回は、アプリをダウンロードして利用する決済サービスについて紹介します。

Payサービスの使い方例

  1. 専用アプリをスマートフォンにダウンロードする。
  2. アプリを開き、氏名やクレジットカード番号などの情報を登録する。( カード情報や口座情報が不要で現金をコンビニ等で事前チャージして使用できるサービスや、すでに利用している大手SNSや通販サイトなど、既存のアカウントがある場合は新規登録が不要な場合もある)
  3. レジでスマートフォンのアプリからコード画面を出して、店舗側がそれを読み込み決済する。または店頭のレジ画面などに掲載されたコードをスマートフォンで読み込んで決済する。
    ※スマートフォンによっては対応していない機種もあります。

 

Payサービス例

  • LINE Pay
  • 楽天ペイ
  • Amazon Pay
  • d払い
  • Yahooスマホ決済
  • Pay Pay
  • PAYMO
  • Origami Pay
  • Google Pay(旧:Android Pay)
  • Apple Pay

 左から"ディー払い" "楽天ペイ" "ペイペイ" "ラインペイ" "アップルペイ" "ペイモ"

 

 モバイル決済を利用するメリットとして、カードと同様、財布を取り出して現金を数えるという物理的な煩わしさがなくなること、ポイント還元や割引など特典がある、購入履歴が管理できるなどのほか、ロックをかけていればカードのように紛失や盗難時にすぐに使用されにくいなどがあげられます。また、よく使用するSNSや通販サイトのサービスであれば、新規登録が不要です。
 デメリットとしては、スマートフォンの充電切れやキャリア回線トラブル等により使用できなくなったり、この決済方法に対応している店舗やコンビニがまだ少ないことがあげられます。
 セキュリティ面については、物理カードも同様ですが、不正利用のリスクはあります。しかし大手サイトや企業がすでに所持しているシステム基盤を利用しているサービスであれば、一定のセキュリティ対策はされている可能性も高いと考える見方もあります。

 日本ではまだメジャーとは言えないモバイル決済ですが、中国など海外では急速に広がりを見せており、日本でも新規参入がめまぐるしい分野です。日本政府がキャッシュレスを後押しするなど、様々な決済方法の対応店舗が増え拡大する一方、新たな問題が出てくる可能性もあります。今後の動向に注目しながら、かしこく利用しましょう。

 

5月は消費者月間

 昭和63年から毎年5月を「消費者月間」とし、消費者、事業者、行政が一体となって、消費者問題に関する教育・啓発等の事業を集中的に行っています。
 消費者庁では、2019年度の消費者月間の統一のテーマを、「ともに築こう 豊かな消費社会 ~誰一人取り残さない2019~」と掲げました。
 詳しくは同庁のホームページでご確認ください。

 


消費生活教室

教室・講演会のページはこちら

【問合せ先】「消費生活教室」担当 電話:845-5640 FAX:845-7720

《都筑区役所共催》
高齢者専用ホームの基礎知識
-公的・民間施設の違いとチェックポイント-
講師 介護コンサルタント
中村 寿美子
日時 平成31年5月31日(金曜)13時30分から15時30分(開場・受付13時)
会場 都筑区役所 6階 会議室(都筑区茅ケ崎中央32−1)
交通 市営地下鉄「センター南」駅下車 徒歩約6分
バス停「センター南駅」「都筑区総合庁舎」下車 徒歩約5分
参加費 無料
定員 80名
対象 横浜市在住・在勤・在学のかた
申込方法 事前の申込不要。当日、先着順

 

《磯子区役所共催》
インターネット・スマホ(携帯電話)の落とし穴
-サイト・メール・広告に潜む素顔なき悪意-
講師 特定非営利活動法人 NPO情報セキュリティフォーラム
専任講師 廣瀬 由美
日時 平成31年6月25日(火曜)13時30分から15時30分(開場・受付13時)
会場 磯子公会堂 ホール(磯子区磯子3−5−1 磯子区総合庁舎内)
交通 JR京浜東北根岸線「磯子」駅下車 徒歩約5分
市営・京急バス停「磯子区総合庁舎前」下車
参加費 無料
定員 300名
対象 横浜市在住・在勤・在学のかた
申込方法 事前の申込不要。当日、先着順

 

《青葉区役所共催》
インターネット・スマホ(携帯電話)の落とし穴
-サイト・メール・広告に潜む素顔なき悪意-
講師 特定非営利活動法人 NPO情報セキュリティフォーラム
専任講師 廣瀬 由美
日時 平成31年7月26日(金曜)13時30分から15時30分(開場・受付13時)
会場 青葉区役所 4階・大会議室(青葉区市ケ尾町31−4)
交通 東急田園都市線「市が尾駅」下車 徒歩約8分
バス停「青葉区総合庁舎」下車 徒歩約1分
参加費 無料
定員 80名
対象 横浜市在住・在勤・在学のかた
申込方法 事前の申込不要。当日、先着順

 ※消費生活教室で手話通訳をご希望のかたは、開催日3週間前までに当センターの教室担当までご連絡ください。 電話:845-5640 FAX:845-7720

 

貸し会議室のご案内 -地下鉄・京急「上大岡」駅直結-

 消費者団体のほか、グループなどの学習会、研修会にご利用いただけます。

【利用単位】3時間(土曜日午後のみ4時間)
【申込み】利用月3か月前の1日午前9時から受付開始
     (初日が休館日にあたるときは翌開館日)
     ※7月1日以降は申込方法が変わります。詳しくはお問い合わせ下さい。
【休館日】  日曜日、祝日、休日、年末年始(12月29日から1月3日)
【問合せ先】 展示・情報資料室 電話:845-6604   FAX:845-7720
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