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事例詳細
動画投稿サイトの広告から誘導されるネット通販のトラブル
情報通信サービス
架空請求通信販売
若者
高齢者
動画投稿サイトのコンテンツを視聴中に魅力的な動画広告が流れた。 その商品を購入できる広告のリンクがついていたので、アクセスして購入した。 実際に商品は届いたが、広告と全く異なる商品だったため返品するので返金して欲しい。
ポイント!
- 動画投稿サイトで品物などのリンク先のサイトから、ショッピングすることは便利な反面、トラブルに巻き込まれることがあります。
- 購入を決める前に、その販売事業者が信頼できる通販サイトであるか確認が必要です。通常手に入らないものであったり、大幅に値引きされていたりなど、購買意欲をそそられますが、甘い誘いに目を奪われず、冷静に対応することが必要です。少しでも怪しいと感じることがあれば、注文しないようにしましょう。
動画投稿サイトの広告から通信販売を利用する注意点
- サイトのURLをしっかり確認しましょう
動画投稿サイトからリンクした際は、そのサイトが購入を希望している通販サイトのURLと一致しているか確認しましょう。利用者をだますために正規販売店になりすました悪質なサイトである可能性を念頭におき、確認が必要です。
- 通販サイトの事業者情報をしっかり確認しましょう
- 事業者の住所、問合せ先(電話番号及びメールアドレス)、責任者名などが明確に書かれていないサイトは利用しないようにしましょう。 また、海外の悪質な事業者の場合は、トラブルが起きた場合の対応が望めず、解決が困難になる可能性が高いです。
- 支払方法などが不審であったり、値段が極端に安い通販サイトは利用を避けた方が賢明です。
利用前にサイトの表示内容を十分に確認し、信頼のおける通販サイトかどうかを見極めることが重要です。
- スクリーンショットを撮りましょう
動画投稿サイトの広告は、見る人によって表示する広告を変える仕組みとなっています。このため、再度広告を探そうと試みても、同じ広告を探し出せないことがあります。購入時には画面をスクリーンショットし、併せて通販サイトのURLも記録に残しておきましょう。
- 通販サイトの利用規約や、解約・返品の特約などをきちんと確認しましょう
インターネットショッピングは通信販売となり、利用者は通販サイトの利用規約や特約に従うのがルールです。サイズが合わないなどの理由で交換に応じるかは、事業者の判断に従うことになります。利用前に良く確認しておきましょう。
もしトラブルにあってしまったら
- 広告どおりの商品が届かなかったり、不良品が届いたりした場合は、「契約不適合」状態となります。このため利用規約に返品不可と記載があっても、これを根拠に通販サイトの事業者と交渉することができます。
- 購入時の状況や契約内容のスクリーンショットのコピー、納品された商品の写真などがあれば、これらも添えてメールなど記録の残る形で相手に「交換、返品、返金」を通知し対応を求めましょう。
- 詐欺の疑いが強い場合には、被害の回復が困難になります。最寄りの警察署に相談したり、振込先の金融機関やクレジットカード会社にトラブルの情報を伝えて相談するのも一つの方法です。
参考リンク
- その通販サイト本物ですか!?“偽サイト”に警戒を!!-最近の“偽サイト”の見分け方を知って、危険を回避しましょう!-(国民生活センター)
- インターネット通販トラブル(消費者庁)
- 悪質な海外通販サイトのトラブル対応(国民生活センター越境消費者センター)
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